皆さんこんにちはずぴーです。
前回は香川県高松市にあるTHE CHELSEA BREATHに宿泊しました。
四国・香川といえば、やっぱり“うどん県”。
仙台からはじまった九州車旅もいよいよ8日目。この日は朝から香川県内のうどんの名店を巡る「うどん旅」に出かけました。
訪れたのは、しっかりとしたコシが魅力の【山下うどん】、もちもち食感がクセになる【麦香(ばくか)】、そして行列必至の超人気店【山越うどん】の3軒。どのお店も個性があり、まさに“食べ比べ旅”という言葉がぴったりの1日でした。
この記事では、それぞれのお店の特徴や感想、混雑状況やアクセス情報もあわせて詳しくご紹介していきます。
「本場・讃岐うどんを巡ってみたい!」という方は、ぜひ旅の参考にしてください。
前回までの経過はこちら!
香川うどん巡り!
今回の車旅もいよいよ終盤の8日目。
香川県宇多津町にあるホテル「THE CHELSEA BREATH(ザ・チェルシーブレス)」を朝9時前にチェックアウトし、うどん県・香川でのグルメ旅をスタートしました。
この日は「香川うどんの名店を3軒巡る!」というテーマで計画。
時間帯や混雑状況を見ながら、朝のうちに3店舗をまわるつもりで出発しました。
旅の疲れもなんのその、むしろ本場の讃岐うどんが食べられるという期待感で朝からテンションは最高潮!
そして1軒目に選んだのが、香川県善通寺市にある「山下うどん」。
地元民からも絶大な支持を集める名店で、「讃岐うどんといえばここ」という声も多い実力派です。
山下うどん|圧倒的なコシと風味!朝一番の一杯に感動
香川グルメ旅の1軒目は、善通寺市の名店「山下うどん」。
ぶっかけうどんの元祖とも呼ばれるお店です。
10時前に到着しました。
月曜日の訪問で、店内には2~3組のお客さんがいる落ち着いた雰囲気です。


アクセス・駐車場情報
所在地:香川県善通寺市与北町284-1
アクセス:善通寺インターから車で約10分。国道319号線沿いにあり、初めてでも迷いにくい立地です。
駐車場:店舗前に駐車スペースがあり、さらに道路の向かい側にも広い駐車場があります。
大型車も駐車可能な余裕あるスペースで、車旅の立ち寄りにも便利です。


店内の様子と座席スタイル
店内は、6人掛けと4人掛けのテーブルがつながった大きなテーブル席のほか、上り座敷席やカウンター席もあり。
どこか昔ながらの温かみを感じさせる、居心地の良い空間です。
讃岐うどんの伝統「セルフ式・先払い」で気軽に注文
山下うどんは讃岐うどんらしいセルフサービス方式で先払い制。
お店に入るとまずトレーを取り、天ぷらやおにぎりを自由に選びます。
おでんもあってびっくりしました笑
その後カウンターでうどんを注文し、支払いを済ませて席へ。
この日は、ぶっかけうどんの中(2玉)を380円でチョイス。
さらに人気のとり天(200円)とかき揚げ天(150円)も合わせて注文しました。
※2024年7月時点




太くて強いコシのうどんに感動
ぶっかけうどんは、冷やしでしたがぬるめの温度で食べやすく、香川県の讃岐うどんらしい太くて腰が強い麺が印象的でした。

噛むとしっかりとした弾力がありながら、もちっとした柔らかさも感じられ、まさに“噛み応えと喉越しのバランスが絶妙”という表現がぴったりです。

麺の表面はややざらつきがあり、だしや薬味とよく絡んで食べやすいのも特徴。
食べ進めるほどに小麦の風味が口の中に広がり、素材の良さを存分に味わえました。
上にのったネギや揚げ玉、レモンの爽やかな酸味が全体の味を引き締め、飽きずに最後まで美味しくいただけます。
特にレモンの柑橘感が、暑い朝にぴったりのさっぱり感を演出していました。

揚げたてサクサクの天ぷらも絶品
天ぷらは、とり天(200円)とかき揚げ天(150円)をチョイス。
かき揚げ天には小エビがたっぷりと乗っており、玉ねぎやにんじんの甘みと香ばしさが絶妙。
とり天もジューシーで、どちらも揚げたてサクサクの食感が楽しめました。


驚きのコストパフォーマンスとお土産も購入
うどん2玉に天ぷら2つを付けても700円ほどという、異次元のコスパの良さに感動。
さらに、お土産用に4人前セット(1,290円)も購入し、帰宅後も讃岐うどんを楽しめるようにしました。

山下うどんの基本情報
- 住所:〒765-0040 香川県善通寺市与北町284−1
- 電話番号:0877-62-6882
- 営業時間:9時30分~16時00分
- 定休日:火曜日
- 駐車場:無料あり
- 支払方法:現金のみ
まとめ
山下うどんは、コシの強さと食べ応えのある太麺、揚げたて天ぷらの組み合わせが最高。
何度でもリピートしたくなる名店の実力を存分に感じられました。
麦香(ばくか)|琴平町の名店で味わうクリーミーカレーうどん
山下うどんでしっかりとコシのある太麺を堪能した後は、琴平町にある隠れ家的な人気店「麦香(ばくか)」へ向かいました。
山下うどんから車で約15分ほど。
のどかな田園風景の中にひっそりと佇むお店は、地元の人々だけでなく、うどん好きのリピーターも多い穴場的存在です。

アクセス・駐車場
所在地:香川県仲多度郡琴平町榎井715-3
アクセス:高松自動車道「琴平IC」から車で約5分。県道18号線を南下し、道路沿いの立地で、ナビや地図アプリが便利です。
駐車場:店舗前に3~4台分の駐車スペースがあり、さらに道路を挟んだ向かい側にも広い駐車場があります。
車での訪問が主となるため、特に週末やランチタイムは早めの来店をおすすめします。


店内の落ち着いた雰囲気とカウンター席
訪れたのは10時30分頃で、すでに満席の盛況ぶりでした。
店内は落ち着いた雰囲気で、4人掛けテーブル席が4つ、カウンター席が4席、上り座敷に4人掛け席が3つというレイアウト。
ここにもおでんがありました。
香川ではおでん文化があるみたいですね!


注文スタイルはサーブ式・後払い
注文はカウンターでメニューを伝え、料理ができると席まで運んでくれるサーブ式。
支払いは食後の後払い制となっています。

もちもち食感の麺と生クリーム入りのまろやかカレー
この日注文したのは、名物のクリーミーカレーうどん(590円)。
※2024年7月時点

麦香のうどんはやや細めながら、もちもちとした弾力が特徴の自家製手打ち麺。
口に入れるとふわっと柔らかく、それでいてしっかりとしたコシが感じられ、噛みごたえと喉越しのバランスが絶妙です。
つるっとした表面はカレースープによく絡み、一口ごとに滑らかな食感が楽しめます。

この日の主役であるクリーミーカレーうどんは、生クリームがたっぷり使われており、一般的なカレーうどんとは一線を画すまろやかさが特徴です。
スパイスは控えめながらも、コクのある旨味がじんわりと広がり、口当たりはクリーミーで優しい味わい。
辛さが苦手な方でも食べやすく、まろやかで深みのある味わいが麺との相性抜群です。

さらに、カレーのとろみが麺に絡みつき、最後まで熱々で食べられるのも嬉しいポイント。
ひと口すすれば体も温まり、朝のうどん巡りの疲れも癒される一杯でした。
おまけ|すだちの香りが爽やかに広がる「すだち冷かけうどん」
ちなみに、妻はすだち冷かけうどん(630円)を注文。夏限定メニューみたいです!
透明感のある冷たいかけ出汁の上に、輪切りのすだちがたっぷりと浮かぶ爽やかなビジュアルに、思わず写真を撮りたくなる一杯です。
出汁はいりこ系の旨味がきいたあっさり系で、すだちの酸味と香りが加わることで清涼感がアップ。
さっぱりとしていながらも、深みのある味わいで、暑い季節や食欲が落ちがちな日にもぴったりなうどんです。
もちもち食感の麺との相性も良く、見た目以上に満足感のある一杯でした。
クリーミーカレーうどんとはまた違う、麦香の繊細な一面を感じられるメニューです。

麦香の基本情報
- 住所:〒761-2401 香川県丸亀市綾歌町岡田上1898−3
- 電話番号:0877-86-2910
- 営業時間:10時00分~15時00分
- 定休日:水曜日
- 駐車場:無料あり
- 支払方法:現金のみ
公式サイト:HOME | 麦香うどん
まとめ
琴平町の隠れ家的名店「麦香」は、落ち着いた空間でゆったりとした時間を過ごせる人気店。
クリーミーカレーうどんは、もちもち麺とまろやかなカレースープが絶妙にマッチした一品で、讃岐うどんの新たな魅力を発見できました。
山越うどん|行列必至の超人気店で味わう“元祖かまたま”
麦香でまろやかなカレーうどんを堪能した後は、この日のうどん巡りのラストにふさわしい超有名店「山越うどん」へ向かいました。
「かまたまうどん発祥の店」として知られ、香川うどんブームの火付け役となった名店です。

琴平町からは車で約20分。
店舗に近づくにつれて交通量も増え、到着時にはすでに駐車場は満車に近く、店の前には長蛇の列。
それでも回転が早いことで知られており、待ち時間は体感で20分ほどとスムーズでした。
アクセス・駐車場情報
- 所在地:香川県綾歌郡綾川町羽床上602-2
- アクセス:高松市内から車で約30分。琴平町からは約20分。県道38号線沿いにあり、道沿いの看板も目立つため比較的わかりやすい立地です。
- 駐車場:3か所あり、計100台停めることができるが、昼時や土日祝は満車になることも多く、早めの到着がおすすめです。

店内の様子と座席スタイル
店内の座席数は限られているため、ほとんどの来店客は屋外の広い庭スペースに設けられたベンチやテーブルで食事を楽しみます。
晴れていれば青空の下で食べるうどんは格別。
食後にそのまま庭を散策できるような、開放感のあるレイアウトが山越らしさです。


スムーズなセルフ式で流れるような注文体験
山越うどんはセルフサービス・先払い制。
入口から順に「注文 → うどん受け取り → 支払い → トッピング → 着席」の流れで、まるで流れ作業のようにスムーズに進みます。
スタッフの動きも非常に機敏で、はじめてでも迷わず進める設計です。


この日は名物の「かまたまうどん(小・1玉)350円」と「じゃがいも天 150円」を注文しました。
天ぷら全品150円って凄いことだと思いませんか?
釜揚げのふわもち麺 × 卵のとろみがクセになる絶品かまたま
釜から揚げたばかりのアツアツの麺は、ふわっと柔らかく、それでいてモチモチとした粘り気とほどよい弾力。
ここに生卵が絡み、だし醤油を回しかけて一気にかき混ぜれば、とろみのある濃厚なうどんの完成です。



一見シンプルですが、小麦の香り・卵のコク・だしの旨味が一体となった味わいは、まさに“完成されたうどん”。
香川うどんの真骨頂ともいえる一杯です。
じゃがいも天は磯部揚げでふんわり柔らか
一緒に注文した「じゃがいも天(150円)」は、青のりを練り込んだ磯部揚げスタイル。
ひと目で香り立つ磯の風味が印象的で、揚げたての衣はサクッというよりもふわっと軽く、口当たりはとても優しい仕上がりでした。

中のじゃがいもは、箸で簡単に崩れるほどの柔らかさで、ほくほくというよりはねっとり系に近い食感。
塩気を加えずそのまま食べても十分な旨みがあり、かまたまうどんのまろやかさとよく調和してくれました。

讃岐うどんの名脇役として、しっかり存在感のある天ぷらでした。
お土産コーナーも見逃せない!
食後には、店内にあるお土産コーナーをチェック。
この日は「半生うどん(850円)」を購入しました。半生タイプは約1か月日持ちし、自宅でも山越の味が楽しめます。
※なお、生タイプは賞味期限が約1週間と短めなので、旅行中の持ち運びや帰宅後すぐに食べたい方向きです。

ちなみに、店員さんの隣にはレジ横にちょこんと座った猫の看板スタッフが。
じっと座って見守る姿は癒しそのもので、お店の名物的存在になっています。


山越うどんの基本情報
- 住所:〒761-2207 香川県綾歌郡綾川町羽床上602−2
- 電話番号:087-878-0420
- 営業時間:9時00分~13時30分
- 定休日:日、水曜日
- 駐車場:無料あり
- 支払方法:現金のみ
公式サイト:山越うどん
まとめ
香川うどん巡りのラストを飾る「山越うどん」は、行列の先にある感動が確かに存在する名店でした。
かまたまうどんのシンプルな中に詰まった旨味と、のどかな雰囲気の中で味わう非日常感は、旅の締めくくりにふさわしい体験です。
お土産も買って、最後までうどんの余韻に浸れる、まさに“うどん巡礼の聖地”でした。
総まとめ|うどん県・香川の実力を感じた三軒巡り
この日めぐった香川うどん巡り3軒(山下うどん → 麦香 → 山越うどん)は、それぞれに個性があり、どのお店も「また食べたい」と心から思える名店ばかりでした。
◆ 山下うどん(善通寺市)
王道の讃岐うどん。
強いコシと太めの麺、そしてコスパの異次元さに驚かされました。
早朝から地元客でにぎわう理由がよくわかります。
◆ 麦香(琴平町)
もちもち麺に、まろやかでコクのあるクリーミーカレーうどんが絶品。
すだちうどんの爽やかさも印象的で、隠れ家感のある雰囲気も◎。
◆ 山越うどん(綾川町)
かまたま発祥の名店として名高く、ふわもち食感と卵&だしの一体感に感動。
行列を待ってでも食べる価値がある、香川うどんの象徴のような一杯でした。
それぞれのお店で異なるスタイルと味わいを楽しめるのが、香川うどん巡りの醍醐味。
1日で3軒を巡っても重すぎず、旅の途中でもしっかり食べ歩けるのがうどんの良いところですね。
香川旅行の際は、スケジュールに余裕を持って、ぜひうどん巡りを楽しんでみてください。
“うどん県”の底力を、きっとあなたも実感できるはずです。
香川で絶品うどんを満喫した後、私たちは次なる目的地へ。
道中ではサービスエリアに立ち寄りつつ、旅のハイライトのひとつでもある鳴門の渦潮を目指します。
次回は、ドライブ途中の立ち寄りスポットと、圧巻の渦潮クルーズ体験をお届けします!
ぜひお楽しみに。