皆さんこんにちはずぴーです。
下六嘉湧水群で自然の恵みに癒されたあとは、人吉町へと向かいました。
下六嘉湧水群から人吉町までは車で高速道路(九州縦貫自動車道)を利用し1時間強で到着したのは14時30分ごろ。
こちらは、漫画・アニメ『夏目友人帳』の舞台として知られる“聖地”のひとつです。
今回は時間が限られていたため、数か所をさらっと巡る形になりましたが、それでも作品の世界観を感じられる場所ばかりで、胸がじんわり温かくなりました。
『夏目友人帳』とは?
『夏目友人帳』は、緑川ゆき先生による漫画作品。2007年に連載がスタートし、2008年からはアニメも放送されています。
そして2024年、ついに第7期が放送予定というロングランの人気作品です。
あらすじは
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、
自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。
—— アニメ『夏目友人帳』公式サイトより(natsume-anime.jp)
人吉を歩いていると、どこか懐かしくて、少し切なくて、それでも優しい“夏目の世界”がじんわりと重なってくるような、そんな時間が流れていました。
【1】天狗橋──夏目の通学路
まず訪れたのは「天狗橋」。作中では、夏目が通学路として何度も渡る橋として登場します。

残念ながら、令和2年の豪雨で大きな被害を受けた影響で、現在は途中までしか通行できません。しかし、橋のたたずまいやその下を流れる球磨川の迫力は健在。
球磨川は、日本三大急流にも数えられる川で、橋の上からその流れを眺めていると、作中の静けさと自然の豊かさが蘇ってくるようでした。
なお、川を渡る際は、すぐ近くの「紅取橋」を利用しました。
実はこの橋も、『夏目友人帳』に登場する場所として知られています。

住所:〒868-0085 熊本県人吉市中神町1−2
【2】大柿毘沙門堂──再建された思いのこもった聖地
次に立ち寄ったのは「大柿毘沙門堂」。天狗橋から歩いて5分もかかりません。
こちらも令和2年の豪雨により一時は解体の危機に直面しましたが、クラウドファンディングにより見事復興。地元の方々の思いが詰まった、大切な場所です。

境内の静けさと人吉の長閑な風景を見渡していると、自然と『夏目友人帳』の音楽が脳内で流れ始めてしまうほど。笑
まるで、あの世界にそっと足を踏み入れたような気持ちになりました。
住所:〒868-0085 熊本県人吉市中神町
【3】田原菅原天満宮──アニメ2期のOPにも登場!
今回最後に訪れたのが「田原菅原天満宮」。アニメ第2期のオープニングに登場する、ファンなら思わず「おっ」と声を上げてしまう場所です。

神社には専用駐車場がなかったため、少し離れた観光客用駐車場に車を停めて歩いて向かいました。
鳥居をくぐると、右手にはたくさんの絵馬が掛けられており、奥へ進むと階段の先に本殿が現れます。


境内には訪問者が自由に書き込める「友人帳」やノートが置かれており、全国から訪れたファンたちのメッセージが綴られていました。
我々も、ささやかな記録を残してきましたよ。

住所:〒868-0054 熊本県人吉市田町
まとめ:心の奥に静かに灯る、癒しの旅
人吉の旅は、決して派手ではありませんが、訪れるたびに心の奥に静かに火を灯してくれるような、不思議な魅力に包まれていました。
『夏目友人帳』の世界とリンクする場所が点在する人吉は、まさに「優しい気持ちになれる旅先」。
次はもっと時間を取って、ゆっくり“夏目の世界”を巡ってみたい──そう思わずにはいられませんでした。
そして次は何と鹿児島県に突入します!
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