皆さんこんにちはずぴーです。
九州ドライブ旅も4日目。
まず向かったのは、熊本を代表する観光スポット「熊本城」。…の前に、ふもとに広がる桜の馬場 城彩苑の中にある『桜の小路』で朝からおいしいものを食べ歩き!
くまモンの人形焼きに馬肉グルメ、そして濃厚なウニコロッケまで、グルメ旅としても満足度たっぷりでした。
復興が進む熊本城を実際に見学し、歴史の重みと再生の力を肌で感じた一日をレポートします。
前回までの経過はこちら!
熊本市内観光スタート!まずは桜の小路で食べ歩き
九州ドライブ旅もいよいよ4日目。「OMO熊本5」を9時過ぎに出発し、まず向かったのは熊本市のシンボル「熊本城」。…の前に、観光の前に腹ごしらえ!ということで、熊本城の桜の馬場 城彩苑の中にある『桜の小路』で食べ歩きを楽しみました。

駐車場は熊本城の「二の丸駐車場」を利用。料金は2時間で200円、以降1時間ごとに100円とかなりリーズナブルでありがたかったです。
桜の小路に着くと、くまモンが出迎えてくれてなんだかほっこり。
朝10時前ということもあり、人通りはまだ少なめでのんびりとした雰囲気。ここからお楽しみの食べ歩きスタートです!

もなりおのくまモンの人形焼き
まず最初に見つけたのが、「もなりお」さんのくまモンの形をした人形焼き。
もなりおさんは本来豆乳フルーツプリンのお店みたいです。
今回は「ちーず味」(330円)をチョイス。ほんのり甘い生地にとろっとしたチーズの塩味がよく合って、朝のおやつにぴったりでした。


住所:〒860-0008 熊本県熊本市中央区二の丸1−1−2
電話番号:096-288-4777
営業時間:9時00分~18時00分
定休日:なし
支払方法:現金
菅乃屋の桜うまトロ寿司と馬肉メンチカツ
続いて立ち寄ったのは、有名な馬肉専門店「菅乃屋」。
YouTuberのヒカルさんが提携して、馬刺しをサブスク販売しています。
肥育から加工まで一貫して行っているこだわりの馬肉屋さんです。
ここでは、
- 桜うまトロ寿司(2貫500円)
- 馬肉メンチカツ(250円)
を注文。


桜うまトロ寿司は、トロの脂と甘めのタレが口の中でとろけるおいしさ!
メンチカツは肉の旨みたっぷりなのに後味はさっぱりしていて、暑い日にもぴったりでした。


住所:〒860-0008 熊本県熊本市中央区二の丸1−1−2
電話番号:096-312-0377
営業時間:9時00分~18時00分
定休日:なし
支払方法:現金
天草 海まる 熊本城店のうにコロッケ
そして最後に立ち寄ったのが、「天草海まる」さん。
ここでは3種類の味を食べ比べしてみました!
オリジナル(260円、2025年6月290円):マッシュポテトのねっとり感が絶品!素材の甘さが引き立っていました。
プレミアム(430円):ウニがたっぷり入っていて、クリーミーかつ濃厚な海の旨み。
リゾット(390円):衣のサクサク感と中のウニリゾットが相性抜群。ちょっと贅沢な味わい!





個人的にはジャガイモ好きということもあり、オリジナルが一番のお気に入りでした。
住所:〒860-0008 熊本県熊本市中央区二の丸1−1−2
電話番号:096-319-5073
営業時間:11時00分~18時00分
定休日:なし
支払方法:現金
公式サイト:Restaurant – 海まる
熊本城観光へ!復興の象徴を歩く
熊本城とは?
熊本城は、1607年に加藤清正によって築かれた日本屈指の名城。
豊臣秀吉に仕えた名将・加藤清正が手がけた堅牢な構造と戦略的な縄張りで知られ、以降は細川家の居城として続きました。

その壮麗な姿と堅固な造りから、日本三名城(※諸説あり)のひとつとして数えられることもあり、日本100名城にも選出されています。
熊本城の特徴のひとつは、敵の侵入を防ぐために反り返った「武者返しの石垣」。また、現存する「宇土櫓」は江戸時代から残る貴重な三重櫓で、天守と並ぶシンボル的存在です。
度重なる災害にも見舞われ、とくに2016年の熊本地震では石垣の崩落や天守の損壊など、甚大な被害を受けました。しかし、熊本市と市民の手により、着実に復旧作業が進められ、2021年には大天守の修復が完了。今もなお城全体の復旧工事が続いており、まさに「生きた復興の象徴」として多くの人に感動を与えています。
アクセス&駐車場ガイド
🚗 車でのアクセス&駐車
- 熊本インター(九州道)から車で約30分、または空港方面からは1時間ほどの距離です 。
- 今回利用したのは、二の丸駐車場(210台駐車可)。料金は2時間まで200円、以降1時間ごとに100円で、とてもリーズナブルでした
- 駐車場の営業時間は 4~10月は8:00〜18:30(最終入庫17:30)、11~3月は8:00〜17:30(最終入庫16:30) です。
他にも、三の丸駐車場や桜の馬場城彩苑駐車場(58台)など複数の駐車場があり、どこも駐車しやすい環境に整備されています
🚌 無料シャトル&公共交通
- 城彩苑(桜の馬場)と二の丸駐車場間は、午前9時~午後5時の間、10~15分間隔の無料シャトルバスが運行中。徒歩が難しい方にも便利です 。
- 熊本駅から公共交通機関を利用する場合:
- 市電「熊本城・市役所前」電停まで10分、そこから徒歩約7分(所要約17分) 。
- 周遊バス「しろめぐりん」では熊本駅→熊本城を約30分で結びます 。
復興が進む熊本城を歩く
桜の小路でのグルメを満喫したあとは、いよいよ熊本城へ。
園料は大人800円。受付を抜けて、広々とした城内へ入っていきます。

まず目に飛び込んでくるのは、黒塗りの壁と銀色の瓦が美しい大天守と小天守。
2021年に修復を終えたばかりということで、その姿は堂々としており、思わず「おかえりなさい」と声をかけたくなるような力強さがありました。

天守の内部には、熊本地震の被害や復興の様子を伝える展示があり、ただの歴史資料ではなく「今」を伝える場としても非常に見応えがあります。
※なお、一部の展示エリアでは写真撮影が禁止されているため、この記事では外観のみのご紹介とさせていただきます。


上階からは熊本市街を一望でき、清正公がこの地に城を築いた理由も実感できました。
また、見学ルートの途中では、崩れたままの石垣や、補強工事が続く様子も見ることができ、今なお復興の途中にある“現在進行形の城”としての姿に胸を打たれました。



清正公を祀る加藤神社へ――熊本城を見守る静かな場所
熊本城の見学を終えたあと、向かったのは天守閣のすぐ近くにある「加藤神社」。
ここは、熊本城を築いた武将・加藤清正公を主祭神として祀る神社で、地元の方々からは「せいしょこさん」と親しまれています。
加藤神社は、もともとは明治時代に創建されたもので、現在の場所に遷座されたのは昭和初期のこと。
熊本城とともに歩んできた神社であり、戦後・震災・復興のたびに多くの人々の祈りの場となってきました。
鳥居の修復と、境内から見える熊本城
訪れた当日は、鳥居が修復工事中。熊本地震の影響は神社にも及んでいたようで、ここでも復興の歩みが続いていることを実感しました。

境内からは、修復を終えた熊本城の天守閣が真正面に見える絶景スポットがあり、ここでシャッターを切る観光客も多く見かけます。

本殿――質素ながら気品ある佇まい
境内の奥へと進むと見えてくるのが、加藤清正公を祀る本殿です。
華美な装飾はなく、どちらかというと質素な造りながらも、清正公らしい実直さと力強さを感じるたたずまい。

参拝を終えたあと、振り返って見上げる本殿と、その背後にそびえる熊本城の大天守。
この「神と城が共にある」ような構図が、加藤神社ならではの魅力だと感じました。
境内に残る歴史の痕跡と末社
加藤神社の境内には、本殿のほかにも末社が並んでいます。
- 猿田彦神(導きの神)
- 菅原道真公(学問の神)
- 大国主神・恵比寿神(商売繁盛・縁結び)

また、境内の一角には、加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰った橋や石が残されており、戦国時代の国際的な動きと加藤家のルーツを感じさせてくれます。


基本情報
住所: 〒860-0002 熊本県熊本市中央区本丸1−1
電話番号(熊本城運営センター ): 096-223-5011
入城時間:9時00分~17時00分
入場料金:800円
駐車場:有料多数あり
公式サイト: 【公式】熊本城 (kumamoto-guide.jp)、加藤神社公式ホームページ 加藤清正公を熊本城本丸にお祀りしています (kato-jinja.or.jp)
まとめ|グルメと歴史に触れる、熊本の朝時間
熊本城のふもとに広がる「桜の小路」での朝の食べ歩きは、熊本らしさをぎゅっと凝縮した時間でした。
くまモン人形焼きに始まり、桜うまトロ寿司や馬肉メンチカツ、そして濃厚なウニコロッケ…。どれも個性豊かで、観光地ならではの楽しさと地元の味を両方楽しめました。
そして、熊本城の見学では、加藤清正公の築いた壮麗な天守閣と、復興の歩みを目の当たりにすることで、「名城を訪れること」の意味がより深く胸に残る体験となりました。
加藤神社では、静けさの中に清正公の存在を感じ、城とはまた違った角度から熊本の歴史に触れることができました。
熊本城はただの観光名所ではなく、災害を乗り越えて立ち上がる「今を生きる城」。
食べて、歩いて、祈って…朝から心が満たされる熊本の時間でした。
そして、熊本城から次に向かったのはある湧水地です。
次回をお楽しみに!