皆さんこんにちは、ずぴーです。
冬の冷たい風が頬に心地よいある日、ずっと気になっていた名取市のジェラート専門店「Natu-Lino(ナチュリノ)」へ行ってきました!
「え、冬にジェラート?」と思う方もいるかもしれませんが、実は冬こそ素材の甘さや香りがじんわりと染みわたる、隠れたジェラート日和なんです。
今回のお目当ては、ブルーベリーとミルクのダブルジェラート。
さらに、いちごカスタードクレープも一緒にいただいて、すっかり心までぽかぽかに。
ジェラートの濃厚さと爽やかさ、クレープのやさしい甘さに癒される、最高の冬スイーツ体験でした。
この記事では、そんなナチュリノの魅力を、味・雰囲気・素材のこだわりまでたっぷりご紹介します!
最後には店舗情報やおすすめポイントもまとめているので、気になる方はぜひ最後まで読んでいってくださいね〜!
地元愛あふれるジェラート屋さん「ナチュリノ」ってどんなお店?
名取市飯野坂にある「ナチュリノ」は、宮城県産の新鮮なミルクや旬の果物を使った本格派の手づくりジェラート専門店。
白と木目を基調にした明るい店内には、テーブル席やカウンター、そしてテラス席も用意されており、冬の寒い日でもあたたかな日差しの中でスイーツを楽しむことができます。

ショーケースには常時18種類以上のジェラートがずらりと並び、季節限定のフレーバーや、クレープ・フレンチトーストなどのスイーツメニューも充実。
訪れるたびに新しい発見があり、子どもから大人まで楽しめる空間です。

そして、ナチュリノの最大の魅力は、その“ストーリー”にあります。
「Natu-Lino(ナチュリノ)」という名前は、「名取(Natori)」と「ナチュラル(Natural)」を組み合わせた造語。さらに、“Lino”はハワイ語で「光」「輝き」「未来につながる」という意味を持ちます。
店名には、自然と人、人と人がつながり、未来へ希望をつなぐ場所でありたいという強い願いが込められているのです。
実はナチュリノを運営する図南商事株式会社は、2011年の東日本大震災で津波によって社屋と倉庫、そして大切な社員4名の命を失うという深い喪失を経験しています。
それでも「やられっぱなしじゃ面白くない。震災のおかげで今があると言いたい」との想いから名取で再出発を決意。ナチュリノは、震災からの復興と希望の象徴としてこの地に誕生しました。
そんなナチュリノのジェラートは、味だけでなく想いも“特別”。
素材には、色麻町の小松牧場から毎朝届く搾りたてミルクや、地元産の果物・野菜をふんだんに使用。素材の良さを最大限に引き出す“飾らない美味しさ”が詰まっています。

さらに、2022年5月、バイデン元大統領が日米首脳の非公式夕食会で口にしたデザートが、実はこのナチュリノのジェラートだったというニュースも大きな話題に。
提供されたのは「ミルク・抹茶・ダブルチョコレート」の3種で、これをきっかけに全国から注目が集まり、観光バスのコースに組み込まれるほどの人気店となりました。
ジェラートを一口食べれば、ミルクのやさしい甘さの奥にある、地域の誇りと人の想いがじんわりと広がってくる。
ナチュリノは、ただスイーツを食べる場所ではなく、「味わうことで心まで満たされる」特別な場所なのです。
アクセス・行き方ガイド
最寄駅からのアクセス
- 仙台空港線「杜せきのした駅」南口から徒歩約15~17分(1.0 km)。駅を出たら住宅街を歩くシンプルなルートです 。
- その他、JR名取駅から徒歩約23分(1.8 km)、館腰駅から徒歩約25分(1.9 km)と、どの駅からでも無理なく歩ける距離。
車でのアクセス
- 仙台東部道路「名取中央スマートIC」からすぐ。車ならアクセス抜群で、駐車場は店舗前に約10台分 。
- また、イオンモール名取の駐車場からも徒歩10~12分なので、ドライブやショッピングついでに寄るのも◎。
バス・公共交通機関利用の場合
- バスを使う場合は、最寄停留所「増田一丁目」または「名取が丘四丁目公園前」で下車後、徒歩12~15分の距離です。
店内の雰囲気と注文の流れ
ナチュリノの店内は、白と木目を基調にしたナチュラルな内装で、清潔感とあたたかさを感じる空間です。
外観はスタイリッシュで可愛らしく、ドライブの途中にふらっと立ち寄りたくなる雰囲気。
中に入ると、まず目に飛び込んでくるのがカラフルなジェラートが並ぶ大きなショーケース。見ているだけでワクワクします。

席数はそこまで多くありませんが、店内にはカウンター席とテーブル席があり、テラス席も完備。晴れた日には外で食べるのもおすすめです(冬は風除けで覆われていて、日のあたりが強いと結構暑いです💦)。


注文はタッチパネル&セルフ会計でスマートに!
はじめてでも迷わない、ナチュリノのスマートな注文の流れはこちら👇
- タッチパネルでメニューを選択
入口近くのタッチパネルで、ジェラートのサイズ(シングル/ダブル/トリプル)や、カップ/コーンを選びます。
クレープやドリンクを頼む場合も、こちらで操作します。
※この段階ではフレーバーはまだ選びません。 - そのままセルフレジでお会計
選び終わったら、隣のセルフレジでお支払い。現金だけでなく、クレジットカードや交通系IC、QR決済なども対応しており、とてもスムーズです。 - 会計後、ショーケース前でフレーバー選び!
支払いを終えたら、スタッフさんの案内でショーケースの前へ。
ここでようやく、豊富なジェラートの中からフレーバーを選びます。
季節限定のものや地元食材を使ったものなど、常時18種類以上が並び、どれにするか悩む時間も楽しいポイント。
細かい流れはちょっとうろ覚えですが(笑)、スタッフさんが丁寧に対応してくれるので、初めてでも安心でした。

迷いに迷って選んだダブル。果実感とミルク感の幸福なハーモニー
この日私が選んだのは、ブルーベリーとミルクのダブル(670円)。
ショーケースの中でひときわ色鮮やかだったブルーベリーに惹かれて、迷わず指名です。

岩沼産のブルーベリーはジャムのような甘さではなく、酸味と甘みのバランスが絶妙で、口に入れた瞬間「これ、本当にジェラート!?」と思ってしまうほど。
ブルーベリーそのものの味がしっかりと活かされていて、さっぱりしているのにコクがあります。

一方のミルクは、ナチュリノの定番にして王道。
色麻・小松牧場のミルクの風味が優しく広がる、まろやかで自然な甘さが印象的。
濃厚なのに後味がスッと軽く、ブルーベリーとの相性も抜群でした。

ダブルにして正解。いや、トリプルにすればよかったかも…!と、ちょっぴり後悔するほどの美味しさでした!
クレープは「いちご×カスタード」で王道を堪能
ジェラートと一緒に注文したのが、いちごカスタードクレープ(550円)。
焼きたてのもちもちクレープ生地に包まれた、あたたかみのある一品です。

まず驚いたのが、いちごのフレッシュ感。
カットされた生いちごが贅沢にトッピングされていて、まるでパフェのような見た目。
そして中にはとろりと甘いカスタードクリームがたっぷり。(写真は生クリームですが笑)

このカスタード、甘すぎず、卵のコクがしっかり感じられていて絶妙です。
クレープ生地は宮城県農業高校で飼育されている鶏の卵を使用しており、しっとり&もっちり系で最後のひと口まで飽きずに楽しめました。
見た目のボリュームに反して、甘さ控えめなのでペロリと完食。
ジェラートと一緒でも全然重く感じないのがうれしいところでした。
基本情報
- 住所:〒981-1225 宮城県名取市飯野坂南沖93−1
- 電話番号:022-397-8235
- 営業時間:10時00分~18時00分
- 定休日:木曜日
- 駐車場:無料あり(10台程度)
- 支払方法:現金、キャッシュレス対応
まとめ|地元の恵みが詰まった、笑顔あふれるジェラート時間
名取市にあるナチュリノは、ただのジェラート屋さんではありません。
地元・東北の素材にこだわり、3.11を乗り越えて歩んできた「想い」がぎゅっと詰まったお店です。
素材の良さがダイレクトに伝わるジェラートは、シンプルなのに深い味わい。
その場で焼き上げるクレープも、甘さ控えめで食べやすく、どれも丁寧に作られているのがわかります。
季節や時間帯によって表情を変えるナチュリノは、何度訪れても新しい発見があります。
ジェラートを食べに、心を癒しに、気軽に立ち寄れる名取のオアシス。
「名取×光×自然」=Natu-Lino という名前に込められた想いを感じながら、ぜひ一度足を運んでみてください。