こんにちはずぴーです。前回は尾道みなと館で朝風呂をしてさっぱりしたところですが、外は雨ザーザーです(´;ω;`)
その中で我々は千光寺を目指しました。
その手前にあった「艮神社(うしとらじんじゃ)」がとても素敵だったので紹介します!
前回までの経過はこちら!
尾道の艮神社を訪問|ジブリのような景色とパワースポットの魅力
艮神社とは?
尾道といえば坂道と猫、そして海の見える景色。そんな尾道で“最古”の神社とも言われているのが「艮神社(うしとらじんじゃ)」です。時をかける少女のモデルにもなった神社です。千光寺のふもと、ロープウェイ乗り場のすぐ近くにありながら、木々に囲まれた境内はまるでジブリの世界。今回は実際に訪れてみて感じた艮神社の魅力をお届けします。
ロープウェイ乗り場すぐ|艮神社へのアクセス
艮神社は、千光寺山ロープウェイの山麓駅からすぐ。尾道駅から徒歩で約15分ほど、坂道をのぼった先にあります。
ロープウェイや千光寺へ向かう人が通る道沿いにありながら、鳥居をくぐると街の喧騒がすっと消えるような、そんな静かな空気が漂っています。

巨木に守られた境内|艮神社の見どころ
階段を上ると、大きな楠が出迎えてくれます。この楠は樹齢約900年とも言われ、市の天然記念物にも指定されているそう。

社殿はこぢんまりとしていながら、木造のぬくもりと歴史を感じる佇まい。

晴れていれば猫が神社でのんびりとしている様子が見られるみたいです。
鬼門を守る神社としての由緒
「艮(うしとら)」という珍しい名前は、方角でいう“東北”を意味します。これは、鬼門を守るために建てられた神社であることに由来しています。
御祭神には、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)など日本神話に登場する神々が祀られており、厄除けや家内安全などのご利益があるとされています。
尾道の地を長く見守ってきた場所だというのも、どこか神聖な空気を感じる理由の一つかもしれません。
基本情報
雨の尾道散歩|しっとりと歩く千光寺と“猫の細道”の魅力
尾道観光の定番スポットといえば「千光寺(せんこうじ)」。
艮神社から坂道を登り、雨に濡れた石段を一歩ずつ踏みしめながら向かいました。
晴れた日の尾道ももちろん素敵ですが、雨の日の尾道には独特の風情があります。
今回は、そんな“しっとり尾道散歩”の記録として、千光寺と猫の細道をご紹介します。
雨の日の千光寺参道を歩く|艮神社からのんびり登る
艮神社をあとにして、千光寺山の中腹を目指して歩き始めました。
参道は滑りやすい石段や苔むした小道が多く、雨の日は足元に注意が必要ですが、
そのぶん濡れた石畳や木々の緑がいっそう鮮やかに映え、どこか幻想的な雰囲気に包まれていました。
傘をさしながら歩く尾道の坂道、時折ふと振り返ると、尾道水道と家並みが雨にかすんで見えて美しかったです。
猫の細道へ|アートと癒しの不思議な小道
階段を登っているとあったのが「猫の細道」という小道です。

この道は、猫好きな画家・園山春二さんが“福石猫”という作品を置いたことから生まれた場所で、
現在では大小さまざまな猫のオブジェやアートが並び、尾道らしいフォトスポットとして人気を集めています。


雨の日の猫の細道は、人通りも少なくてとても静か。
傘の音と雨粒の落ちる音だけが響く中、しっとりとした時間が流れていました。

大事な猫は雨なので一匹も見ることはできませんでした(´;ω;`)
千光寺で手を合わせる|雨に煙る尾道の絶景も
千光寺は西暦806年創建と伝わる、尾道の歴史ある名刹。
「文学のこみち」や展望台と並んで、尾道を象徴する観光スポットです。

本堂は岩壁にへばりつくように建っていて、その下から見上げる景色も迫力満点。
雨に濡れた朱塗りの建物は、しっとりとした光を帯びていて、どこか神秘的でもありました。
鐘楼「鐘の音展望台」からは、尾道の街並みと海が見渡せる絶景が広がる……はずですが、この日は霧と雨でふんわりとぼやけた景色に。
でもそれがかえって、“絵画のような”静けさを演出していて、雨の日ならではの風景を楽しめました。



さらに進みましたが、正直妻が長旅と雨で限界だったので割愛です。
ここには文学のこみちという著名な文学者の文学碑が置いてあります。
千光寺公園頂上売店があり、ここでレモンスカッシュとソフトクリームを買って食べました。

帰りはロープウェイで山を下る|尾道の空中散歩
帰りは、千光寺公園からすぐのロープウェイで下山しました。

3分ほどの短い空中散歩ですが、空から見る尾道の景色はまた格別。
霧と雨で少しかすんだ街並みも、ノスタルジックな印象を強めてくれます。
基本情報
住所:〒722-0033 広島県尾道市東土堂町15−1
電話番号:0848-23-2310
参拝時間:9時00分~17時00分
ロープウェイ料金:中学生以上 片道500円、往復700円 小学生以下 片道250円、往復350円
駐車所:なし(近隣コインパーキングあり)
まとめ|雨の日にしか出会えない尾道の魅力
晴れた日には爽快な絶景が楽しめる尾道ですが、雨の日には街全体がしっとりとした静けさに包まれ、また違った魅力が広がります。
千光寺ロープウェイのすぐそばにある艮神社は、ロープウェイで展望台に上がったり、「文学のこみち」を歩く前後に立ち寄るのにぴったりの場所。苔むした石段が美しい千光寺参道や、濡れた木々が艶やかに光る猫の細道、霧に包まれた尾道水道の景色が、雨の日ならではの風情を演出してくれました。
「晴れた日にまた来たい」と思う気持ちと同時に、「雨の日にしか出会えない尾道の表情」が心に残る、そんな再発見のあるひとときでした。
千光寺を観光した我々はすっかりお腹ペコペコです。
そして、尾道と言えば”あれ”を食べました!
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