九州旅行三日目、当初の予定では太宰府天満宮へ向かうはずだった私たち夫婦。しかし、ホテルを出発した直後、妻から「糸島に行ってみたい」との一言が。実は私も気になっていた場所だったものの、スケジュールの都合で泣く泣く外していたスポットでした。
まさかの予定変更でしたが、これが大正解!リサーチなしの行き当たりばったり旅ながら、糸島の美しい海と映えスポットをしっかり堪能。今回は、そんな“寄り道糸島旅”の様子をご紹介します。
前回までの経過はこちら!
糸島とは?
福岡県の西部に位置する「糸島(いとしま)」は、海と山の自然が調和した人気の観光エリア。市内中心部から車で1時間ほどとアクセスも良く、週末になると多くの観光客でにぎわいます。
中でも有名なのが、白い鳥居が立つ「夫婦岩」や、インスタ映えスポットが充実した「活魚茶屋ざうお」など、思わず写真を撮りたくなるような風景が点在していること。美しい海岸線やカフェ、雑貨屋なども多く、女子旅やカップル旅行、ファミリーにもぴったりな場所です。
私たち夫婦も「海がきれいなところらしい」という漠然としたイメージしかなかったのですが、実際に訪れてみて、その魅力にしっかりと惹き込まれました。
アクセス
私たちはホテルモントレ福岡を9:30頃にチェックアウト。太宰府天満宮に向かう予定でしたが、車に乗った直後、妻から「糸島に行ってみたい」と希望がありました。
実は私も興味があった場所でしたが、限られた旅程の中で泣く泣く外していたスポット。それでも、妻のリクエストには逆らえません(笑)ということで、急きょ糸島へ進路変更!
目的地を「夫婦岩 白鳥居」に設定してナビ通りに走ること1時間弱。福岡市内からのアクセスはスムーズで、信号も少なく快適なドライブでした。
行き当たりばったりで向かったにもかかわらず、迷うことなくたどり着けたのもありがたかったです。
車以外でのアクセス方法
糸島の代表的な観光スポット「夫婦岩・白鳥居」や「活魚茶屋ざうお 本店」へは公共交通機関でも行けますが、本数は多くないため時刻表の事前確認が重要です。
- 今宿駅経由(西の浦線バス利用)
JR筑肥線の今宿駅から昭和バス「西の浦線」に乗車すれば、海沿いの絶景スポット「ざうお本店前」や「二見ヶ浦(夫婦岩)」で下車できます。徒歩での移動が難しい距離をバスで結ぶ便利な路線ですが、運行本数は限られています。 - 筑前前原駅経由(昭和バス・コミュニティバス利用)
博多駅からJR筑肥線で約40分の筑前前原駅からは、昭和バスや糸島市のコミュニティバスを利用して「桜井二見ヶ浦東口」などで下車可能。駅周辺には観光案内所やレンタサイクルもあり、観光拠点として便利です。
どちらのルートも海岸の絶景スポットへアクセスできますが、観光のスタイルやバスの時間に合わせて選ぶのがおすすめです。
桜井二見ヶ浦
糸島観光のハイライトの一つ、夫婦岩(めおといわ)と白鳥居。私たちが到着したのは10時30分過ぎで、前日とは打って変わって快晴の空が広がっていました。海の青さが目に染みるほど鮮やかで、澄み渡った空と穏やかな海面に真っ白な鳥居が映え、その美しさに思わず息を呑みました。

桜井二見ヶ浦夫婦岩と海中大鳥居とは?
糸島市志摩桜井に位置する「桜井二見ヶ浦」は、白い鳥居と海中に立つ二つの岩が織りなす美しい景観で知られています。二見ヶ浦の沖合約150メートルに浮かぶ二つの岩は、しめ縄で結ばれており、神聖な御神体として崇められています。岩は男性の神様・伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と女性の神様・伊邪那美命(いざなみのみこと)を象徴しており、「夫婦岩」として夫婦円満や縁結びの象徴とされています。
白い鳥居は昭和43年(1968年)に建立され、海と空の青さに映える清らかな白が印象的です。鳥居は神聖な領域の入口を示し、訪れる人々に深い感動を与えています。

この二見ヶ浦から車で5分ほどのところにあるのが主祭神に伊邪那岐命・伊邪那美命を祀る「櫻井神社」です。櫻井神社は縁結びや夫婦円満の神様としても広く知られ、参拝者は二見ヶ浦の観光と合わせて訪れます。自然豊かな境内は四季折々の風景が楽しめ、静謐な空気に包まれています。
毎年5月の大潮時には、長さ30メートル、重さ1トンもの大注連縄を夫婦岩に掛け替える「大注連縄掛け神事」が行われ、地域の重要な伝統行事として受け継がれています。また、夏至の時期には夫婦岩の間から昇る朝日を拝む「夏至祭」が開催され、早朝の禊(みそぎ)や神楽奉納が行われ、訪れる人々に神聖な体験を提供しています。
今回実は櫻井神社の存在を知らず、行っておりません(´;ω;`)
駐車場
駐車場は10分間無料で、その後60分ごとに300円と、観光地としてはリーズナブルな料金設定。私たちも駐車後すぐに散策に出かけましたが、すぐそばにベンチもあり、ゆったりと海を眺めながら休憩もできます。

ここでの滞在時間は短かったものの、海風に吹かれながら静かな時間を過ごせて、旅の中で心に残るひとときとなりました。
基本情報
住所:〒819-1304
活魚茶屋ざうお
活魚茶屋ざうおとは?
「活魚茶屋ざうお 本店」は、福岡市西区小田の海沿いに建つ、ロケーション抜群の海鮮料理店です。かつては「自分で釣った魚をその場で食べられる」体験型のスタイルが大きな特徴でしたが、現在は店舗のリニューアルに伴い、釣り体験は提供されていません。

それでも、本店ならではの魅力は健在です。店内は広々としており、玄界灘を望む開放的な造り。新鮮な海の幸を使った海鮮丼、刺身、寿司、定食など、素材にこだわった料理が楽しめます。とくに大きな生け簀を囲むように配置された船型の座席は、かつての“釣り”の名残を感じられるユニークな演出のひとつ。ファミリーや団体旅行にも対応できる広さがあり、ランチタイムには観光客で賑わいます。
また、ざうお本店のもうひとつの見どころは、**店舗周辺に点在する「映えスポット」**です。海と空の青を背景にしたブランコやフォトフレーム風のオブジェなどが自由に楽しめ、食事以外でもゆったりとした時間を過ごせます。
今回ざうお本店は利用しませんでしたが、周辺の映えスポットを観光しました!
アクセス
■ 車でのアクセス 🚗
福岡市中心部からは約40〜50分、高速道路や県道54号線を使ってスムーズに到着できます。店舗敷地内には200台分の専用駐車場(60分300円、飲食利用で2時間無料)を完備。大型バスも駐車可能で、団体利用も安心です。
■ 公共交通機関でのアクセス 🚌
JR筑肥線「今宿駅」または「九大学研都市駅」から昭和バスの西の浦線に乗車し、「ざうお本店前」バス停で下車(所要時間約10〜15分)。バス停からは徒歩1分で店舗に到着します ただし、便数は限られており、事前の時刻表確認が必須です。

映えスポット(ざうお周辺)
活魚茶屋ざうお本店は、食事だけでなく周囲に点在する“映えスポット”でも人気の場所。レストラン利用者以外でも自由に立ち寄れる開放的なエリアとなっており、青い海と空を背景に、思わずシャッターを切りたくなるような景観が広がっています。
◎ 丘のブランコ|海に向かって漕ぐ特別な体験
駐車場の奥、小高い丘を登った先に設置された「海に向かって漕ぐブランコ」は、まさにざうおのシンボルとも言える存在。視界を遮るものが何もないロケーションで、ブランコに乗るとまるで空へ飛び出していくかのような感覚に。
どこでもドアもあって、訪れる時間帯によっては夕陽や朝日とのコラボも狙え、時間を忘れてのんびりしたくなる場所です。



その他にもバリエーション豊富なブランコが設置されていました。



晴天のもと、潮風に吹かれながらブランコに揺られる時間は本当に贅沢で、「これぞ糸島」といった景色が目の前に広がります。まるで海と空に向かって飛んでいくような開放感があり、思わず童心に帰ってはしゃいでしまいました。
降りるときには、ジップラインのような遊具もあり(※正式なジップラインではないようですが)、ちょっとした冒険気分も味わえました。小さなお子さん連れでも、大人だけの旅行でも楽しめるのが嬉しいポイントです。

海岸
店舗前の海岸エリアも見逃せません。砂浜に設置された木製ブランコや「どこでもドア」を模したカラフルなオブジェがあり、SNSを意識した撮影スポットとして若い世代を中心に人気です。



海と空の青、木の温もり、ピンクの扉──シンプルな構図なのに、写真にしたときの映え方は抜群。
海風を感じながら気ままに散策できるのも魅力のひとつです。
他にも様々なオブジェがあり、写真撮影に飽きません!



H30年の西日本豪雨の際に流れてきた木があり、「奇跡の流木」と呼ばれています!


そんなところで足早ではありましたが、糸島観光を終えました。
基本情報
住所:〒819-0203 福岡県福岡市西区大字小田79-6
電話番号:092-809-2668
営業時間: 11:00~22:00 (料理L.O. 20:30 ドリンクL.O. 20:30)
おまけ:博多駅でお土産購入
12時ごろ糸島を出発し、お土産を買いに博多駅に行きました。駅には13時ごろ到着しました。
ここで博多バリバリ、博多通りもん、もつ鍋、明太子などを購入しました
特に博多バリバリが売っている「オスピターレ」は以前仙台駅に出店した際に妻がハマっていて購入を楽しみにしていました笑
スフォリアテッラと博多バリバリを沢山買っておりました笑


まとめ
今回は予定外の糸島観光でしたが、結果的に大満足の立ち寄りとなりました。
朝、太宰府方面へ向かうつもりでいた私に、妻から「糸島に行ってみたい」との一言。スケジュールから外していた場所でしたが、いざ訪れてみると、そこには期待以上の景色と空気が広がっていました。
まず訪れた「桜井二見ヶ浦」の夫婦岩と白い鳥居は、まさに絵になる絶景。快晴の空と青い海に、白く輝く鳥居が美しく映え、前日の雨がまるで嘘のよう。自然の雄大さと神聖な雰囲気に心が洗われるような時間でした。櫻井神社にも足を運び、この地が古くから信仰の対象であることに静かな感動も覚えました。
その後に立ち寄った「活魚茶屋ざうお 本店」では食事こそしなかったものの、丘のブランコや海岸沿いのフォトスポットを巡って、ちょっとした冒険気分に。視界いっぱいに広がる海を背景に、写真を撮ったり風に吹かれたりする時間は、忙しい日常を忘れさせてくれる特別なひとときでした。
行き当たりばったりの旅ではありましたが、それがかえって糸島の自然や人の温かさを素直に感じるきっかけになったように思います。事前の情報がなくても、ふと立ち寄った場所が思い出深い旅のハイライトになる——そんな体験をさせてくれるのが、糸島という場所の魅力なのかもしれません。
さて、糸島観光を終え、博多駅でお土産を買って半日終了しましたが、まだ半日残っています笑
次に我々が向かったのは「大宰府」です!
大宰府一番の観光地といったらあそこですよね!
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